飛騨牛
飛騨牛とは、岐阜県内で14ヶ月以上肥育された黒毛和種で、
日本食肉格付協会の枝肉格付で5等級~3等級に認定されたものである。
等級が基準外の物は飛騨和牛(ひだわぎゅう)とされる。
霜降りが多く、薄いピンク色をしている。筋肉繊維が細い為、
肉質が柔らかい。味については人により様々であるが、甘みがある。
飛騨牛がここまでブランド化できたのは、一頭の雄牛「安福号」の功績が大きい。
肉質の良い子孫ができやすい遺伝子を持っていた。
生涯で39,000頭余りの子ができたというが、実際に飛騨牛になったのは2割5分~3割である。
現在も精子は凍結保存され使用されているが、余りにも安福号の遺伝子に頼りすぎたため、遺伝的な問題が発生するおそれがあった。現在は安福号の子孫のうち、優秀な雄牛を県有種雄牛としているほか、遺伝子検査などを行い、その結果で判明した問題のある交配は行わないなどの指導により、この問題は解消されている。
また飛騨牛の種雄牛としては安福の子孫にあたる「飛騨白清」、「白清85の3」、「広景福」が知られている。
2008年まで岐阜県畜産研究所は、安福号のクローン牛を3頭誕生させた。